「ヒルルクの桜」チョッパーの出会い【感動の名場面】
バケモノだ!雪男だ!殺せ!
鼻が青く普通のトナカイとは違い生まれた瞬間から、親に気味が悪いと見離されていた。
そしてある日〝悪魔の実〟を食べ、トナカイからバケモノ扱いされ激しく追い立てられた。
第140話〝雪の住む城〟
漫画「ワンピース」16巻より引用
チョッパーは、悪魔の実の能力で人間の姿になったが〝青っ鼻〟だけは変わらず気味が悪い、雪男と言われ、犠牲者が出る前に殺せと村人達に銃で追い詰められケガをした。
倒れている所にヒルルクが通りかかり、ケガの治療をしようとした所、ヒルルクのバッグから麻酔銃が落ちてしまい、また銃で撃たれ、殺されてしまうと思ったチョッパーは、ヒルルクを攻撃してしまう。
しかし、ヒルルクは
「おれは決して お前を撃たねェ!!!」
「おれの名は!!!Dr.ヒルルク!!!」
「医者だ!!!」と全裸で叫んだ。
第141話〝ヤブ医者〟
初めて優しくされたチョッパーは、パンを食べながら泣いた
第141話〝ヤブ医者〟
漫画「ワンピース」16巻より引用
喋ったら嫌われると思い3日間黙っていたチョッパーだが、ヒルルクからはお前よりはるかにペラペラと喋れると自慢されたのだ…
そして、ヒルルクは
お前はトナカイで…木でも切り倒せそうな立派な角を持っているから
「トニー・トニー・チョッパー」と名付けた。
第141話〝ヤブ医者〟
ヒルルクは、国が病気で国民、王、政府もそうだと…
しかし、治らないと言われていた病が感動により何らかの変化で治ったという奇跡の桜を作り〝病気の国〟の治療しようとしていた。
この世に治せねェ病気なんてねェのさ!!
第141話〝ヤブ医者〟
〝信念〟の象徴だ!!!
漫画「ワンピース」16巻より引用
この時、海にでて海賊になればチョッパーの悩みが、いかに小さいかがよくわかると…
海賊になる事をヒルルクから進められたのである。
ヒルルクとチョッパーは、急患が出たと助けに行くがヤブ医者と追い出され、終いには〝おとり作戦〟で、チョッパーを投げつけ逃げるという暴挙にでたヒルルク…
この件で、二人は喧嘩をした。チョッパーにとって初めての喧嘩だったのである。
そして、初めて仲直りをして、初めてのプレゼント(帽子)を貰ったのであった。
第141話〝ヤブ医者〟
一年後…
全治一年
これで お前の治療は完了だ
漫画「ワンピース」16巻より引用
キズは完治した、面倒を見る義理はない好きに生きるといいと言いチョッパーを追い出したのだ。
チョッパーは、友達もいない行くところもない中に入れてくれと、わざとケガをして懇願するが、ヒルルクはチョッパーめがけて銃を撃ち二度と帰ってくるなと言い放った。
第141話〝ヤブ医者〟
漫画「ワンピース」16巻より引用
チョッパーを突き放したのには訳があり、ヒルルクは病に冒されており残り数日の命。
チョッパーにとって、たった一人の仲間だったヒルルクが目の前で死んだ時の事を考え、ヒルルクなりの優しさゆえにチョッパーを突き放したのだ。
くれはから3週間体をダマす治療をしてもらい、ヒルルクは「さくら」の研究を続ける。
その頃、チョッパーは万病に効くというキノコを探していた。トナカイとの戦いもありケガをしてしまうが「アミウダケ」というキノコを持ち帰り、ヒルルクに生きて、おれ医者になりたいんだよ…!!!医者のやり方教えてくれとお願いする。
143話〝不器用〟
漫画「ワンピース」16巻より引用
〝アミウダケ〟のスープを、まずい良薬はまずく効いてる証拠と飲むヒルルク。
第144話〝雪物語〟
そして30年かかったが研究は成功し、冬島に桜を咲かせることが出来ることに…
第144話〝雪物語〟
漫画「ワンピース」16巻より引用
チョッパーのケガの手当てをし、家で休むよう伝えヒルルクは、くれはの元へと足を運び、病んだ心も癒せる〝万能薬(桜)〟を渡し、ヒルルクの代わりに桜を咲かせて欲しいとお願いする。
それと、チョッパーに医術を教えてやってほしいと土下座をして懇願するが〝くれは〟は出て行けと追い出したのであった。
第144話〝雪物語〟
漫画「ワンピース」16巻より引用
この国の医者が全員、病気で倒れていると聞いたヒルルクは城へと向かうのであった。
その頃、〝くれは〟はヒルルクの家に行きチョッパーが猛毒のキノコをヒルルクに食べさせた事を知り、泣きながらチョッパーに手をあげ図鑑のドクロは猛毒の印だと説明した。
第144話〝雪物語〟
漫画「ワンピース」16巻より引用
チョッパーは泣き叫び、くれはからヒルルクは城を墓場と決めたと聞き、城へと急ぐ。
一方ヒルルクは、イッシー20を救いに来たが
ワポルによる罠であり、死刑執行だと銃口を向けられるが
第145話〝受け継がれる意志〟
国の一大事かと…おれがダマされただけか…
撃ち殺せ!!!と指示
しかし、ヒルルクはやめておけ、お前らにゃあおれは殺せねェよ
人は、いつ死ぬと思う…?心臓を銃で撃ち抜かれた時…違う
不治の病に犯された時…違う
猛毒キノコのスープを飲んだ時…違う!!!
人に忘れられた時さ…!!!
おれが消えても、おれの夢はかなう
病んだ国民の心もきっと救えるさ…!!
そして、自ら命をたったのであった
漫画「ワンピース」16巻より引用
チョッパーは、ヒルルクの死を笑うワポルに向かって行くがドルトンから詫びと、これ以上この国の犠牲になるなと泣きながら説得され、その場を去ったのであった。
そして、チョッパーはドクトリーヌに医者を教えてくれとお願いし、修行をつむことになったのである。
第145話〝受け継がれる意志〟
漫画「ワンピース」16巻より引用